TOP MESSAGE代表のごあいさつ
"能動的チャレンジ"の精神を胸に
加賀産業の未来を切り拓く
代表取締役溝口 治OSAMU MIZOGUCHI
「未来は、挑む者の手の中にある」。私たち加賀産業は、この信念を半世紀以上にわたり貫いてきました。
ヘルメットの製造・販売から歩みを始め、未知の領域だった航空宇宙事業に果敢に参入。そこで培った高付加価値のモノづくりを建設産業機械事業に展開し、東日本大震災の教訓から生まれた防災事業では、折りたためるヘルメット「オサメット」を開発。非常時の備えを身近にするとともに、環境負荷低減にも寄与する製品へと進化を続けています。常に新しい発想で挑戦を重ね、事業領域を広げた結果、それぞれの事業が相乗効果を生み、いまや当社の屋台骨である3つの柱を築き上げました。
振り返れば、イノベーションの前には常に試練がありました。品質、コスト、納期――お客様の課題に真摯に向き合い、試行錯誤を重ねる中で事業は飛躍し、特許技術の創出など変革を遂げました。困難は挑戦の証であり、未来を切り拓く原動力だったのです。
この挑戦を支えるのは、創業から半世紀をかけて築き上げた「KAGAクラスター」と呼ぶ強固な生産ネットワークです。ファブレス体制を先駆けて構築し、パートナー企業と共に一貫生産の力を磨き上げました。その機動性と機能性が「困ったときの加賀産業」という信頼を生み出し、重工業の現場でも頼られる存在へと成長させてくれました。
モノづくりの核心は「人」にあります。社員とパートナー企業の皆さまが知恵と情熱を注ぎ、荒波を共に乗り越えてきたからこそ、いまの加賀産業があります。これからも皆さまと共に新たな未来を切り拓き、課題解決のパートナーとして進化し続けます。次の半世紀も、挑む姿勢を決して緩めません。